しんごっちが半年ぶりにぷかぷかへ顔を出しました。
自宅療養していたものの、具合が悪くなり、一時はもうだめかも、と思ったこともありました。それがこの4週間くらいで、奇跡といっていいほどの回復ぶりを見せました。寝たきりの状態から車いすに乗れるようになり、食事も普通にとれるようになり、3日前には自宅近くのジョナサンまで車いすで出かけてランチをし、昨日、2回目の外出でぷかぷかまでやってきたのでした。
ぷかぷかに来ることは病院を退院したあとしんごっちの大きな目標でした。パン屋に来てみんなの歓声に囲まれてうれしそうにしているしんごっちを見ていると、よかったよなぁ、よかったよなぁ、って涙がこぼれてしまいました。
腕まくりして注射のあとをみんなに見せ、
「ぼく、がんばったんだよ」
って、何度も言っていたしんごっち。本当に辛い治療に耐えたんだと思います。ほんとうによくがんばったよなぁ、偉い、偉い、と抱きしめてやりたいくらいでした。
車いすに乗れるのは2時間ぐらい、と聞いていたので、カフェで食事をするくらいかな、と思っていたのですが、本人はパン屋、工房、カフェと全部行きたいと言ったそうで、その前向きの気持ちがすごくうれしく思いました。
しんごっちにとって、ぷかぷかは自分を支えるものとして、本当に大切な場だったんだなとあらためて思いました。
ぷかぷかは「就労支援」の場ですが、ここで働く人にとってはそれを超えるもっと大切な場なんだということをしんごっちに教えてもらった気がしています。