ぷかぷか日記

外販部長

 tuji-kun本人とお母さんと久しぶりにお話ししました。tuji-kunはぷかぷかにやって来た頃を思えば、目覚ましいばかりの成長があります。ぷかぷかの始まる前やっていたパン教室では、とにかくよくおしゃべりするので、それを生かして冗談半分で「外販部長」ですね、なんて言ってました。

 ぷかぷかが始まった頃は、慣れないこともあって、パニックになって大声出しながら外へ飛び出したり、いろんなトラブルがあって、いっしょにやっていけるかどうか心配するほどでした。ところがtuji-kunの特異なキャラ(暗算の計算がびっくりするほど早い、世界中の都市の名前をよく知っている、何年も前の紅白歌合戦に出た歌手を全部覚えている、クラシック音楽は最初の2小節くらいを聞いただけで曲名を言える、十数年前に読んだ国語の教科書に載っていたお話を正確に朗読できるなど)に、ファンが徐々に付き始めました。外販の日を楽しみするお客さんが売り上げを伸ばし、始めた当初、5,000円くらいだった売り上げが、最近は50,000円を超すこともあります。

 わずか4年足らずで売り上げを10倍伸ばしたいちばんの貢献者は、やはりなんといってもtuji-kunです。tuji-kunが風邪で休んだりすると、

「あれ、tuji-kunはどうしたの」

とみんな心配します。私なんかが休んでも、誰も気づきもしません。

 

 たまたま外販先で、訓練会の学習会をやっていて、その先生が、外販中ものべつしゃべりまくっているtuji-kunに

「仕事中はおしゃべりしてはいけません」

と叱ったことがあります。おしゃべりしても何も言わない私への牽制もあったと思います。

 まあ、普通はそうかもしれませんが、tuji-kunは仕事中、のべつおしゃべりすることで、売り上げをこんなに伸ばしました。彼が先生の指示に従って仕事中黙っていたら、売り上げが10倍伸びるなんて事はまずなかったと思います。

 となると

「仕事中はおしゃべりしてはいけません」

という指導は、絶対正しい訳ではありません。私も教員やっていた頃はそんなこといったことがありますので、今から思うと恥ずかしい限りです。

 世の中を知らなかったというか、のべつしゃべりまくることで成り立つビジネスもあるということを知らなかった、ということだと思います。

 

 ま、そんなことはともかく、tuji-kunは今や誰もが認める「外販部長」であり、毎日毎日外販の準備、外販に張り切りすぎるくらい張り切っています。こんな張り切りぶりは、ぷかぷかが始まった頃、誰も予想していませんでした。活気ある仕事がtuji-kunをこんなにも成長させたんだと思います。

 

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