映画「うまれる」に登場した18トリソミーという障害を負った虎ちゃんの5歳の誕生日の映像が送られてきました。たくさんの人たちに囲まれ、虎ちゃんは時々笑顔も見せ、本当に嬉しそうでした。虎ちゃんだけでなく、そこに集まっているみんなが今幸せ!っていう雰囲気がビリビリ伝わってくる映像でした。
虎ちゃんのお父さんの言葉が素敵でした。
「障がいのある子どもを育てるのは大変なことだと思っていましたが、こんなに幸せな日々が来るとは思ってもいなくて、これはみんな虎ちゃんが持ってきてくれたんだと感謝しています。」
18トリソミーという障がいは、まずうまれること自体が奇跡に近いこと、うまれても1歳まで生きることは10%もない、といわれるほどの重度の障害です。そのことをうまれる前から医者から言われていました。
「うまれてからどうしようかと、いろいろ不安が大きかったんですが、うまれるときはそんなことはもうどうでもよくて、おー、よく来た、よく来た、って感じでしたね」
「おー、よく来た、よく来た」と大歓迎するような言葉で虎ちゃんの誕生を語るおかあさんの、とてつもないおおらかさに、「ああ、虎ちゃんはこのおかあさんを選んで生まれてきたんだ」と思いました。メルマガで送られた来た虎ちゃんとおかあさんが見つめ合う写真は、そのことをしっかり伝えているように思いました。
虎ちゃんは24時間休みなしの看護が必要です。生半可な覚悟ではつとまらないのではないかと思います。それでも尚、5歳になった今、あらためて「こんな幸せな日々は、虎ちゃんが運んできてくれたんです」と言い切るお父さん。
虎ちゃんのフェイスブックに七五三の写真が載ったときは5000を超える「いいね」があったそうで、一つ一つのコメントにあたたかな気持ちがこもっているように思いました。
虎ちゃんはそれだけたくさんの人を幸せな気持ちにさせています。虎ちゃんはみんなの宝だなと思います。
「障がい」はマイナスのイメージが強いのですが、虎ちゃんを見てると、どうもそうじゃないんじゃないかって自然に思えてきます。虎ちゃんはそんなメッセージを伝えにうまれてきたのかも知れませんね。
虎ちゃんの誕生日の映像は有料メルマガの会員宛に送られてきたものです。月500円の会費はコーヒー代程度ですが、送られてきた映像は500円のコーヒー飲んでもこれほどの幸せは味わえないよな、と思うくらいで、ほんとうにもう目が潤んでしまいました。
この心あたたまる貴重な映像は映画「うまれる」のホームページから有料メルマガを申し込むと送ってくれます。2040年までの『うまれる』シリーズ製作の活動資金になるそうです。
http://www.umareru.jp/mail/qa.html#01
ま、しかし、そんな500円ぽっちの情けない計算なんかお構いなく、虎ちゃんは映像の中でとびっきりの笑顔を振りまいていて、虎ちゃんはやっぱりえらい!と思うのです。
そうそう、映画「うまれる」をまだ見てない方は、ぜひ仲間といっしょに自主上映してみて下さい。今映画の貸出料金は5万円です。一人1000円の入場料で50人集めればペイできます。
何よりも自主上映することで5万円以上の収穫があります。私がやったときの収穫についてはぷかぷかのホームページの「うまれるネット」のタグをクリックすると出てきます。