今日から仕事が始まりました。メンバーさんはみんな元気に出勤しました。
「いいお正月過ごしましたか?」
「は〜い!」
と、思いっきり元気な声で返ってくるところが彼らのいいところ。彼らと一緒に仕事やってて、しみじみいいなと思います。私自身にとって、ぷかぷかは本当に大切な場所になっています。利用者さん、スタッフ関係なく、それぞれにとって大切な場所に「ぷかぷか」はなってきたかなと思います。
昔養護学校の生徒と地域の人たちでワークショップをやってた頃、最初は「障がいのある子どもたちのために」「彼らを支えるために」なんていう思いでみんな集まってきていたのですが、ワークショップを続けているうちに、彼らの魅力にだんだん気づき、その魅力に惹かれてみんな集まってきていることに気がつきました。ということは、彼らのために、と思いながらも、実のところ、支えられているのは自分たちの方なんだ、ということに気がついたのでした。彼らとの関係性がひっくり返ってしまうような、大変な発見でした。
「ぷかぷか」は彼らの就労を「支援する」場ということになっています。でも、かれらがいるから「ぷかぷか」が成り立っているのであって、彼らのいない「ぷかぷか」なんてちょっと想像できないくらい彼らの存在は大きいのです。つまり「ぷかぷか」は彼らに支えられている、ということです。
昨年、カフェで誕生会をやったお客さんが、利用者さんといっしょに写真撮らせて下さい、おっしゃったことがありました。彼らが働いているこのカフェの雰囲気が大好き、というお客さんでした。そんなお客さんが最近どんどん増えて、満席状態でお店に入れなくて、お断りする日も時々あるくらいです。
パンの外販も1時間くらいで多いときは5万円くらい売りさばいてくる日もあります。スタッフだけで行ったのではこんなにもさばけません。
最近なにげに「繁盛」しているのは、みんな利用者さんのおかげであり、彼らが「ぷかぷか」をしっかり支えてくれているのです。そういうことを、お客さんがしっかり見ていてくれていることが嬉しいなと思います。彼らが一生懸命に支えているお店が街の中にあるということ。そして支えられているのは私たちの方であること。そういうことに気づく人たちが少しずつ増えていくと、街は変わっていくんだろうなと思います。