お客さんのひとりが
「今まで、ぷかぷかの人たちって、なにかをやってあげる対象でしか考えていなかったんだけど、しんごっちのお話読んでいるうちに、そうじゃないことに気がついたんだよね」
っていいました。
「どうしてそんなふうに思うようになったんですか?」
と聞くと、
その方からメールが来ました。
《 ぷかぷかさんの色々な活動に参加していくことを通して
私は、ぷかぷかのメンバーさんたちの中にいる居心地の良さみたいなものを感じて
どんどんぷかぷかさんが大好きになっていきました。
この人達がいる世界って素敵だなと感じるようになってきました。
私たちが少し手助けをするだけで、この人達がこの街で楽しく過ごして行けるなら
みんなが、この人達を手助けしてくれるなら
すごく素敵な世界になるのになぁなんて思っていました。
その気持ちは今でも変わらないのですけれど。
しんごっちについてのブログを読んでいるうちに
私の中でしんごっちはいつの間にか、私たちがただ手助けをするだけの人では
なくなっていました。
病院に付きそうお母さんを心配して「もう帰っていいよ。」と言うしんごっち。
子どもに電車の展開図を書いてあげるしんごっち。
頭にかぶっているネットを顔全体に引き伸ばして看護婦さんを笑わせるしんごっち。
大好きな電車の模型をもらってVサインをするしんごっち。
お給料をもらって短いグリーン車の旅を楽しむしんごっち。
そんなしんごっちの話を読んでいるうちに
いつの間にかしんごっちは、ごく普通の青年になって
すっくと私の中で立ち上がったのです。
いきいきと自分の世界を持ち、人生を誰よりも楽しんでいる一人の青年です。
障害があったって、そんなこと関係ない。
手助けが必要だって、そんなこと関係ない。
そんな風に感じたのです。
例え障害があったとしても、無かったとしても
手助けが必要だって、必要じゃあなくたって
そんなことなぁんにも関係なく生きていければ
しんごっちのように生きていければ
世界はもっと幸せになれるのに!
そう思ったと言うことです。 》