ぷかぷか日記

みんなで盛り上がっています

 今年の「ぷかぷか」,大きな事故もなく、無事1年を過ごすことができ、ほっとしています。
 大きな出来事としては11月に初めてみんなで旅行に行ったことでしょうか。1泊2日で千葉の「鴨川シーワールド」と「マザー牧場」に行きました。きわめてオーソドックスなコースですが、それでも利用者さんにとってはわくわくする楽しい旅行だったようです。一番よかったことは旅行に行ったことで、「ぷかぷか」のみんながひとつにまとまった、と感じられるようになったことです。仕事も含め、「ぷかぷか」が楽しい、とみんなが感じてくれていることです。

 帰りのバスの中で一人一人感想を聞いたとき、何人もの利用者さんが「来週からまた仕事がんばりたいと思います」と元気よくいってくれました。私なんかは旅行が終わるとまた仕事だ、と何となく気が重くなったりするのですが、彼らのこの元気の良さはなんなんだろうと思ったりしました。

 実際、旅行から帰ったあとは、旅行に行く前より、もっと気持ちが前向きになっているように思います。外販に行ってパンが全部売れたときの喜びようは、今まで以上のものがあります。しかもその喜びを外販に行かなかった人たちも共有しています。

 カレーパンにしてもカルツォーネにしても、その具材作りはたくさんの利用者さんが関わっています。「ぷかぷか工房」で野菜を刻む人、肉を細かく切る人、それを「ぷかぷかカフェ」まで運ぶ人、フライパンで炒める人、冷ました具材を50g単位でラップに包む人、それをパン厨房に運ぶ人、カレーパンを揚げる人、できあがったパンを袋に入れる人、ラベルを出す人、ラベルを貼る人、数を数えて外販に持って行くばんじゅうにならべる人、ばんじゅうを車に積む人、外販先で、パンのおすすめをする人、計算する人、おつりを渡す人、袋に詰める人などなど、とにかくみんなで作ったパンをみんなで売り切ったときの喜びが最近はすごいなと感じるのです。

 それはそのまま仕事の喜びであり、毎日が充実している、ということでしょう。そういう仕事を利用者さんに提供できたこと、そのことが今年の大きな成果ではなかったかと思います。

 以前、ぷかぷかで仕事をすることで介護の度合いがぐんと減って、聞き取りをしたケースワーカーさんをびっくりさせた話を書きましたが、そういったことが利用者さんみんなに起こっているのではないかと思います。これから利用者さんがどんなふうに変わっていくのか、楽しみなところです。

 ホームページは
http://pukapuka-pan.xsrv.jp/

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