にほんブログ村 11月23日、24日と千葉方面に一泊二日の旅行に行ってきた。利用者さん22名、スタッフ6名が参加。23日は雨の中、鴨川シーワールドを見学。寒くて本当に参ったが、それでもみんなとても楽しかったようだ。翔平さんはシャチのショーを絵日記に書いてくれた。トップページにその絵を載せたが、前に座っている人の頭が二つ大きく描いてあって、その間に泳ぐシャチに乗ったダイバーが手を上げている絵が小さく描かれている。
雨にもかかわらず大混雑で、掌握が大変だったが、それでも迷ってしまう人もなく、ほっとした。
ホテルはかなりいいリゾートホテルで、4人ずつの部屋で、のんびり、まったりのいい時間を過ごした。仕事の仲間でこんな時間を過ごすのは初めてだったので、本当にいい時間だったように思う。
夕食が超豪華なメニューで、大満足。味もすばらしかった。
風呂は露天風呂が1時間ほど貸し切りになり、ゆったりと楽しんだ。男性はスタッフが二人に対して利用者さんが10人もいて、一般のお客さんと一緒だったら本当に大変だったと思う。
24日は晴れの予報だったが、朝から冷たい雨。それでもマザー牧場に着く頃から雨が上がり、シープショー、アヒルの大行進などを楽しんだ。ジンギスカンの昼食のあとはわくわくランドで乗り物を楽しんだ。
有名な観光地を回っただけの旅行だったが、利用者さんは行く前から旅行をものすごく楽しみにしていて、これは私なんかが思う旅行のイメージをはるかに超えて、利用者さんに豊かな時間を提供したようだった。旅行前の胸のどきどき、わくわくこそ、人が生きていく上で一番大事なことだと思う。それがあるから明日が楽しみになる。
旅を終えて、あらためて「ぷかぷか」という集団のメンバーとしての一体感が強まった気がする。帰りのバスの中で一人ずつ感想を発表したが、「すごく楽しい旅行でした」「来年もまた行きたいです」「そのために、来週からの仕事がんばりたいと思います」といってくれた利用者さんが何人もいた。仕事へ向かう気持ちがみんな前向きになっていて、なんだか嬉しくなった。
ぷかぷかが始まって2年半。利用者さんとスタッフがこんなにも一つになって前に進むなんて、全く予想できなかった。
ぷかぷかは形の上では就労支援をする事業所ではある。でもそんな枠組みをはるかに超えて、人と人とが思いを共有できる「場」になっているんだと、今回の旅行を終えて強く思った。
近々引っ越しします、とわざわざ挨拶に来てくれたお客さんがいたり、お客さんとのいい関係も徐々に増えつつある。ぷかぷかの中の関係も、外との関係も目に見えて良くなって、これからが本当に楽しみだ。