ぷかぷか日記

利用者さんの夏休み

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にほんブログ村 ぷかぷかの夏休みは8月11日(土)~19日(日)。その中で6日間、余暇支援をやった。余暇支援はふだんの生活では経験できないことをやって、利用者さんの世界を少しでも広げ、人生をより豊かなものにしてほしいという思いでやっている。
 就労系の事業所でどうしてそこまでやるのかというと、稼いだお金を自分の人生のためにしっかり使ってほしいからだ。何となく貯金するのではなく、自分のやりたいことをしっかり見つけ、そのためにお金を使ってほしいと思う。
 余暇支援で、あ!これ、おもしろい!って感じのものを見つけ、次は自分でやってみよう、となったらいいなと思う。
 11日(土)は神奈川フィルのクラシックコンサート。オーケストラを生で聴くなんて、ほとんどの人は初めて。演奏の地味なところでは眠くなった人もいたようだが、迫力ある演奏のところでは音楽のすばらしさに圧倒された感じだった。
 12日(日)は陶芸教室で、素焼きしたものに絵付けをした。食器として使うものなので、さっぱりした絵を描いてほしいのだが、そのあたりのことがなかなか伝わらなくて大変だった。
 13日は映画「おおかみ子どもの雨と雪」を見た。自分の生きていく世界を自分で選んでいく、といったことを利用者さん達はどんなふうに受け止めたんだろうと思う。
 14日は油壺マリンパーク。ホームページのきれいさの割には魚の見せ方もずいぶん古さを感じる水族館だった。アシカ、イルカショーをやるところは場末のうらぶれた劇場といった感じだったが、ショーの途中でアシカがうんこをし、それをホースで洗ったりするところが、いかにもこの劇場にあってる感じで、あたたかい泥臭さを感じた。利用者さん達はまた見たい、と大喜びだった。
 15日はカレーワークショップ。地区センターの調理室を借りて、利用者さんだけでカレーを作った。どんな材料を使うか、という話し合いから始まり、買い物、調理、配膳、すべて利用者さんだけで行う。昨年は材料にモヤシやキャベツを使うグループもあっておもしろかったが、今年はわりとふつうのカレーだった。それでも利用者さん同士で話をして決める、というところがミソで、いいワークショップだったと思う。
 16日は中華街で食事。ちょっぴりアジアを感じる通りを歩くだけでも中華街は楽しい。春巻き、酢豚、焼売、餃子、おかゆ、チャーハンなど一通り食べ、大満足だったようだ。帰りはシーバスで横浜港を小さな船旅。
 
 翔平さんが毎日絵日記を描いてくれています。余暇支援のことも描いています。ぷかぷかのホームページ(「ぷかぷかパン」で引くとすぐに出てきます)の「ギャラリー翔平」にアップしてあります。

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