みーちゃんの介護認定の調査がありました。どの程度の介護が必要か、というケースワーカーさんの聞き取り調査なのですが、「ぷかぷかはどうですか?」の質問に「以前はいつもうつむいていましたが、今はまっすぐ前を向いています」と答え、おー、すごいこというなぁ、とちょっと感動してしまいました。
みーちゃんはぷかぷかに来る前は作業所で仕事をしていました。仕事といっても、楽しいことをして一日過ごす、という感じで、仕事の緊張感もなければ、おもしろみもありません。ですから気持ちは暗く、気分も不安定だったといいます。
介護の度合いもかなり高かったようで、何するにしても、いつも誰かがそばについているような状態だったそうです。今はしっかり自分で動いて仕事をしています。自分で判断し、動く、という、このごく当たり前のことが、以前はできなかったようです。
今は、いつもそれが求められます。だから自分が磨かれます。成長します。
ケースワーカーさんは、今回、みーちゃんから聞き取りし終わったあと、スコアを見ながら「みーちゃん、すごいね、こんなによくなったんだね。仕事が楽しいと、人はこんなにも変わるんだね。どんどん自立していくんだね」と、みーちゃんの変わりようにびっくりしていました。以前のスコアは自立度の低い右側にほとんど○がついていましたが、今回は自立度の高い左側にほとんど○がついていました。
みーちゃんは、クッキーの製造主任として、日々緊張感の中で仕事をしています。その緊張感が、日々の充実感を生み、「まっすぐ前を向いています」という言葉を語らせたのだと思います。そして、まっすぐ前を向いて生き始めると、介護の度合いまで変わって来ました。自立の度合いがぐ~んとあがったというわけです。
仕事をする、というのは、前を向いて生きることであり、自立していくことなんだ、とあらためて思った。
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