クリスマスパン教室で作ったのは、クリスマスケーキ、タタンタルト、ピザ、ポトフ、ロールパン、ローストチキンの6種類のメニュー。前日の夜買い出しに行ったのだが、スーパーの買い物かご二つでも足りないほどの量で、こんなにできるのだろうかと不安になった。
ポトフ以外はすべてオーブンを使うのだが、ガスオーブンが4台しかないので、段取りを相当うまくしないとお昼までにできあがらない。
集まった人25名。うち、障がいのある人たちが15名、動ける大人は5名。子ども5名。テーブルが四つなので、全員を四つのグループに分けてパン教室開始。
ピザとパンの生地をこねるところから始めた。いつものように計量にえらく時間がかかる。こねるのも少しずつ交代でやるので、時間がかかる上に、交代するたびに手についた生地を洗い落としてしまうので、生地がだんだん少なくなってくる。オーブンに入れ一次発酵。
クリスマスケーキの台を作る。卵と砂糖をハンドミキサーで泡立てる。もりもりと泡立ってくるのがみんな楽しそう。粉をふるいにかけ、バターをレンジで溶かす。泡だったところへ粉とバターを入れてさっくりと混ぜる。型に入れて、オーブンに入れる。
タタンタルトに使うリンゴの甘煮を作る。リンゴの皮をむき、八等分に。鍋にグラニュー糖を入れ、カラメルを作る。香ばしく色づいたところでバターを入れ、リンゴを入れる。20分くらい煮て、大皿三つに煮上がったリンゴを並べる。パイシートをかぶせ、オーブンで焼く。
同時進行でポトフの野菜を切る。鶏肉、セロリ、人参、カブ、ジャガイモを大きめに切って、鍋に放り込み、ローリエの葉っぱを入れてひたすら煮込む。
更にピザのトッピングに使うタマネギ、ピーマン、ベーコンを切る。発酵の終わったピザ生地をのばし、ピザソースを塗り、タマネギ、ピーマン、ベーコン、シーチキン、コーンを並べ、その上にチーズを載せてオーブンへ。
一次発酵の終わったパン生地を分割。ベンチタイム。
タタンタルト3台が焼き上がり、それぞれ8等分し、24ピースのタタンタルトのできあがり。カフェで働くメンバーは今日仕事なので、3名だけ先に食べてもらう。
パン生地を丸め、二次発酵。
スポンジケーキが焼き上がり、冷たい風の入ってくる吸気口のところへ置いて冷やす。
ポトフができあがり、塩、こしょうは適当に入れたのだが、結構おいしい。カフェで働く3名だけ先に。
骨付きもも肉に、塩、こしょうを振り、タタンタルトを焼いたオーブンへ。
ピザ4台が焼き上がり、これも8等分、32ピースのピザができあがった。3名だけ先に食べてもらう。
スポンジケーキが冷めたので、イチゴを薄く切り、生クリームを泡立てる。スポンジに生クリームを塗り、イチゴをトッピング。生クリーム、イチゴがてんこ盛りの豪華なクリスマスケーキ3台ができあがった。8等分、24ピースのケーキ。
パン生地はやや発酵不足だが、時間がないので、そのまま焼く。
ローストチキン、焼き上がり。10ピースしか買えなかったので、二つに切り分ける。これも適当に焼いたのだが、結構いい焼き上がり。
お昼をかなり回ったところで、食事の準備。お皿に、ピザ、ロールパン、ローストチキン、タタンタルトをのせ、お椀にポトフ。クリスマスケーキはデザートとした。
かなりのボリュームだったので、ケーキは残してしまうのではないかと心配したが、小学校に上がる前の子どももしっかり全部食べていた。