翔平さんは毎日お母さんに電話しています。先日ミカン狩りに行った際には,帰りがけ、電車のホームで携帯を取りだし、「おかあさん、きょうは、ぼくは、みかんがりに、いきました。はさみで、ちょきちょきっと、きりました。とてもたのしかったです。さよなら」
翔平さんは20代半ば。20代半ばで毎日こんな電話をお母さんにしているので,本当にかわいいと思います。
だいたい中学生、高校生になると親とはろくに話しもしません。電話なんかも、よほどの用がない限り、かけません。それを思えば,翔平さんが毎日お母さんに電話かけるなんて、20代半ばの男としてはほとんど奇跡に近いといっていいと思います。
外に出かけると、時々迷子になったりするので、気が抜けませんが、それでもお母さんは翔平さんから毎日こんな電話がかかってくるなんて、やっぱり幸せではないかと思います。