昨日、ぷかぷかの運動会と昼食会があり、ヨーさんがビデオを撮り、その夜のうちに編集し、今日、みんなに見せてくれた。わずか11分の短い作品だが、見て驚いてしまった。ヨーさんは鬱病を患い、どちらかといえばいつも暗い顔をしている。調子が悪いときは体全体がへたってしまって、ほんま大丈夫か、とはらはらしてしまうくらい。でも映像には異常なくらい興味があって、しゃべり出すと止まらない。内容も専門的で、実によく研究している。それなら映画「ぷかぷか」の第2弾を作ってもらおうと、ビデオカメラを購入し、ヨーさんに持たせた。で、運動会と昼食会を撮ってもらったのだが、ほとんど目立たない感じで撮っていて、カメラの構え方もいかにも素人。大丈夫かなと心配していた。
ところが映像を見てびっくり。運動会も昼食会も全く別の世界のものに生まれ変わっている。ナレーションはひと言もない。独特なアングル、編集、それに音楽だけで、実にダイナミックでリズミカルな物語が生まれていた。みんなの声の拾い方、使い方も実にうまい。適当に映像で遊んだりしているのもよくわかる。あの一見暗い顔の裏でこんなことを考えていたのかと、ほんとうにびっくりした。