第5回パン教室。今回も30名近い参加者で、大にぎわい。半分くらいは子どもたちで、楽しい限り。子どもたちは本当に真剣そのもの。集中力がすごいと思う。生地をこねたり、野菜を小さく切ったり、こういうことは学校でも家庭でも、なかなか体験できないのだろう。何をやってもものすごく新鮮なまなざしで取り組んでいる。自分で作ることの楽しさを知ってほしいなと思う。
今回はカレーパン、肉まん、あんパンと具材作りにかなり手間ひまかかったが、はじめてのひとが多いにも関わらず、めげずにこなした。苦労して作った分、揚げたてのカレーパン、蒸したての肉まん、焼き立てのアンパンはことの他おいしかったようだ。
詩の朗読もやった。長田弘さんの「イタリアの女に教えてもらったこと」という詩だ。どうしてパン教室で詩の朗読なの?という質問が出そうだが、どうしてパン教室で詩の朗読があっていけないの?と思う。詩を朗読するなんて、普段まず体験できないことで、そんなことが体験できるパン教室こそ、貴重な場だと思う。みんなの前に立って詩を読むことで、読む方も聞く方もお互いが元気になれば、と思う。