ぷかぷか日記

ひいちゃん40歳

 中山まつりで陶芸クラブぷかぷかの作品を販売。寒いのに参ったが、結構売れた。2時間弱で1万円ちょっとの売り上げ。もとくんがお客さんにいろいろ話しかけながらたくさん売ってくれた。


 途中、ひいちゃんが挨拶にやってきた。ひいちゃんは昔(20年くらい前)瀬谷で養護学校の生徒たちと地域の人たちで演劇ワークショップをやってた頃の仲間だ。あの頃は同級生のちっくんと卒業して結婚したらハワイに新婚旅行に行こう、というのが夢だった。卒業したあとは、ほとんど会う機会もなかったのだが、7年ほど前、やはり中山まつりで陶芸作品を売っていたとき、偶然お店にやってきたのだった。ちっくんとは別の彼氏と一緒で「結婚しました」とうれしそうに彼氏を紹介してくれた。やや頼りなげな感じがしたが、それでも二人は幸せそうだった。親御さんがかなり二人をフォローしているときいた。2年後には子どもを抱っこしてお店にやってきた。ひいちゃんはしっかりお母さんをやっていた。

 そして、今日、「私40歳になりました」とうれしそうに言った。そうか、そんなになるか、と時の流れを思った。「お母さん、40歳」と子どもが言った。子どもの学校とのおつきあいもこれから始まり、ひいちゃんはこれからが大変だろうと思う。それでもここまで子どもを育ててきたのだから、これからもいろんな人たちの手助けを受けながら、たくましくやっていくのだろう。おそらくひいちゃんを手助けしていく中で、回りも鍛えられたことだろうと思う。第2,第3のひいちゃんが出てくれば、いろいろ鍛えられる人も増える。ひいチャンたちはやっぱり世の中の宝だなと思う。

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