横浜市経済観光局商業コミュニティビジネス課が募集していた空き店舗を使った商店街活性化のためのビジネスプランに応募していたのだが、審査に通ったという連絡が入った。6月末に提出し、7月半ばにヒアリング、8月初めに審査員5人を前にプレゼンテーションを行った。
始まる前に審査員に自分で焼いたパンを食べてもらおうと前日に焼いておいたのだが、その肝心なパンを忘れたことに駅で気がつき、家まで取りに帰っているうちにプレゼンテーションの始まりの時間に遅れ、電車で会場に向かっているときに担当者から携帯に「今、どこにいますか?」という連絡が入る始末で、散々な始まり。それでもはぁはぁ息を切らしながらパンを配ると、「あ、おいしいじゃん!」という声があちこちから上がり、パンに入れたオレンジピールやシンプルな材料の話をする。
ビジネスプランの話は、どうしてハンディのある人たちといっしょに仕事をするのかといった話につい力が入り、「あと3分です」の声に慌ててビジネスの話をしたが、なんとも中途半端。そのシロウトさがよかったのか、最初に配ったパンが効いたのか、とにかく専門家の審査に通ったのだから、何事もやってみなきゃわからないものだとつくづく思った。
空き店舗の改修費用と家賃補助として横浜市から300万円、神奈川県から350万円、合計650万円の大金。初期費用が約2100万円ほどかかるので、退職金が全部飛んでしまうのではないかと心配していたのだが、本当に大助かり。ただ家賃に関しては、予定しているUR都市機構の霧ケ丘グり−ンタウンの空き店舗はチャレンジスペースとして半年間家賃がただなので、せっかくの補助金がちょっともったいない。 それでもこのお金で計画が具体的に大きく前に進みそうだ。