NPO法人ぷかぷかの申請書が完成した。
予算書が一番大変だったが、ベースはあったので、数値を入れ直すくらいでなんとか完成。
初期費用の助成金を出してくれるところが日本財団以外になかなか見つからなくてネットで探したり、電話をかけまくったりして、なんとか初期費用2400万円の70%位を助成金でまかなえそうなことが見えてきた。
自己資金が700万円くらい必要なので、これをどうやって集めるかが大きな課題だ。
寄付と借金になると思うが、ただ「寄付」では芸がないので、「ぷかぷかファンド」というのを立ち上げてみようかと思う。
障がいのある人たちが生き生きと働くことのできる場が街の中に実現することへの「投資」。
リターンはお金ではなく、街の中で働く彼らの笑顔であり、彼らと出会うことで街の人たちが得る心のあたたかさのようなものだ。
法人の目的にある【この法人は、障がいのある人たちが地域の中で生き生きと働くお店《カフェベーカリーぷかぷか》を運営する事業を行う。
美味しいパンを作り、売るお店だ。街の中に彼らの働くお店があることで、たくさんの人たちがパンを買いに来て、障がいのある人たちと出会う。
《カフェベーカリーぷかぷか》は美味しいパンを作って売るだけではなく、街の人たちが障がいのある人たちといい出会いをする場でもある。
出会いを積み重ねることで、街の中に障がいのある人がいて当たり前、更に進んで、街の中には障がいのある人がいた方がいい、彼らが街にいることで街の人たちが優しい気持ちをもてる、といったところまで行くといいと考える。
相手に対してお互い優しい気持ちを持てるなら、お互いがもっと暮らしやすい街になるだろう。そういう街こそ私たちが求める街であり、《カフェベーカリーぷかぷか》は街の中にお店を構えることで、そんなやさしさにあふれた街を作っていきたいと考える。
お店に来るお客さん、あるいは街の人たちを対象に障がいのある人たちと一緒に楽しめる様々なイベントを企画する。
イベントを通してお互いが出会い、かけがえのない仲間、同じ街に一緒に住んでいる楽しい仲間になることができれば、街は少しずつ変わっていくだろう。
パンを作って売ることに加えて、そういった企画をたくさん打ち出していきたい。】ということへ「投資」をする。
アメリカのウォール街とは全く発想の違う「投資」だ。こういう「投資」こそが、今必要なのではないかと思う。