ぷかぷか日記

また助成金のこと

助成金で雇える人は2人。でも2人ではカフェベーカリーぷかぷかはやっていけない。パン工房に3人、お店に2人、計5人は必要だ。
残り3人はパンの売り上げで雇う予定だが、助成金を出す障害者支援センターの担当者は、検討して返事をするからちょっと待ってくれという。
先日相談に行った時はそれでOKだと思ったのだが、若い担当者はそう受け止めてないようだった。

夕方、地域作業所を2ヶ所運営している知人のところへいって、支援センターとのやり取りを話したら、法的には問題ないはずだから、売り上げで雇えばいいんじゃないかという返事。
横浜には150ヶ所くらい作業所があるが、しっかりお金を稼いでいるところはほとんどないらしい。売り上げは全部ハンディのある人たちの工賃になるのだが、月に5000円も行けばいいほうだ。

収入が少ないから助成金だけで運営することになる。
人件費、家賃、水光熱費など運営していくのに必要な経費の中で一番多いのは人件費で全体の7割くらいになるという。
運営費はハンディのある人たちの人数に対して出るので、常勤のスタッフが経験を積んでも運営費は変わらないから給料は増えない。
ハンディのある人を増やして助成金を増やしたりしても、増やした人の面倒を見る人が必要になり、そのためにパートの人を雇ったりすると、結局給料は増えないことになる。

ほかの経費を節約したりするにしても限界がある。
若いうちなら何とかやっていけても、ある程度年齢が行き、結婚して子どもができたりすると作業所の給料ではやっていけない。
だから多くの人がやめていくし、求人募集出してもなかなか人が来ないという。

こういうことについて助成金を出す支援センターはどう考えているのだろうか。
ハンディのある人たちの働く場を支えている人の生活を何らかの形で保証していかないと、今の時代、作業所は成り立っていかないのではないか。
ぷかぷかはパンでしっかり稼ぐ予定だが、助成金のこういう問題点をその売り上げで補っていきたいと考えている。

どなたかこういうことに詳しい人、連絡いただけるとうれしいです。

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