ぷかぷかつうしんNO.1(2009/10/12)

現在のカフェベーカリープカプカの進行状況をお知らせします。

① 改修工事の設計をナスクにお願いしました。福祉施設のパン屋の設計経験の豊富な会社です。IDワークスの小林さんにも来ていただき、店舗のイメージについて打ち合わせしました。設計ができ上がり次第、2社以上の見積もりを取り、横浜市の承認を得てから工事にかかります。早くて11月半ばです。

② オーブンなどの設備費に関しては分割払いをすることにしました。6年払いで、月8〜9万円程度になりそうです。初期にかかるお金が大幅に減ります。横浜市商工会議所の「設備投資に有利な制度」のコーナーで「創業及び経営基盤の強化を図ろうとする中小企業者に代わって、(財)神奈川中小企業センターが設備、装置を購入し、それを中小企業者に長期かつ低利で割賦販売又はリースする」制度を見つけ、これは明日にでも問い合わせてみる予定です。

③ 10月12日のパン教室に港北授産から一人就職希望者が見えました。就労継続A型でスタートするためには利用者さんが10名必要です。お心当たりの方がいましたら紹介してください。

④ 就労継続A型で運営するのは介護報酬費が毎日48,000円も入ることになり、これはパンの一日の予定販売額の約半分の額になり、運営がとても楽になるからです。

⑤ 雇用契約を結び、最低賃金を払う利用者さんは10名ですが、雇用契約を結ばない利用者さんも5名まで施設を利用できるため、そういう方も募集します。

⑥カフェベーカリープカプカの立ち上げに際し、余力ある資金繰りをするために債券を発行します。額面は1万円、5万円、10万円です。返済は3年後で、1年後以降は請求があればいつでも返済します。無利子ですが、年2%分のパンを進呈します。また定期的にメールにて運営報告をします。宣伝には養護学校関係者などのネットワーク、市民活動のネットワーク、マスコミを使います。代金の振込先は郵便振替口座 00260-4-97844 加入者名 NPO法人ぷかぷか

 

ぷかぷかつうしん NO.2 (2009/10/14)

① 12日のパン教室で作ったパン(カレーパン、肉まん、オレンジピールとクリームチーズのエピ、黒ゴマとラムレーズンのバタール)の感想をいただきました。森の台に住む美食家、食通です。

★カレーパン

 とてもおいしく、ほぼ完璧だと思いました。

 具のカレーが、どこのパン屋さんとも違うオリジナルな味になっています。

 スパイシーで、かつほのかな酸味もあって(ドライフルーツとか入っているのですか?)、すごくいいです。

 オーブントースターで少し焼き目をつけていただいたら、すごく香ばしくおいしくいただけました。

 二日目でも充分おいしくいただけます。

 ただ、二ついただいたうちの一つで、がわの生地の厚みに、すごく厚いところと、薄いところがありました。

 がわの生地の厚みが不均一だと、味のバランスを欠いてしまう恐れがあるので要注意だと思います。

 口の中に入れたとき、パンとカレーの分量に差があると、味が影響されます。

★肉まん

 サイズが大きすぎず、いいですね。

 また、コンビニなどで売っている肉まん類は、がわの生地が真っ白ですが、こちらの肉まんは、

 真っ白すぎない自然な色で、体によさそうだと感じました。

 具の切り方が大きめで、ぜいたくな感じがしてよかったです。

 ただ、もう少しパンチのある味のほうが受けるかもしれません。

 それと、これは肉まんの泣き所かもしれませんが、できたてのあつあつでないと、おいしさが半減してしまいます。

★チーズ&オレンジピール

 完璧な味でした。すごくおいしかったです。オレンジピールは自家製ですか? レモンなんかでもおいしく

 できるかもしれませんね。

★ごま&レーズン

 これも完璧な味でした。軽くあぶって、バターをぬっていただくとおいしかったです。

 

 

  うれしい感想でした。カレーパンの生地は手で伸ばしているので、やはり薄いところと

厚いところが出来てしまいますが、今後は気をつけて作りましょう。めん棒で伸ばすのも一つの手ですが、いろいろ試みてみましょう。

 肉まんを熱々の状態で出す方法を考える必要があります。どなたかアイデアがあれば提供してください。

 チーズとオレンジピールのエピ、黒ゴマとラムレーズンのバタールはそのまま商品にしたいと考えています。

②つうしんNO1で紹介した横浜市商工会議所の「設備投資に有利な制度」は町工場をイメージしたもので、NPO法人はだめでした。もともとこの制度はかなり古いもので、その制度が出来た頃はNPO法人などはなかったそうで、だから適用外になるそうです。

③12日のパン教室に見えていた港北授産の方に4月からどうぞお越しください、と連絡しました。とても喜んでいました。

④お店のイメージを描いてくださったIDワークスの方に、カーブした外壁につながるお店の中の絵を描いてくれるように依頼しました。カーブした壁が中まで続いていて、その壁の内側にパンのコーナーがあります。このデザインは横浜市コミュニティビジネス課のアドバイザーをやっている店舗デザイナーが絶賛していました。開店が楽しみです。

 

 

ぷかぷかつうしん NO.3 (2009/10/24)

① 改修工事について

  先週設計事務所(ナスク)より平面図が上がってきました。保健所でトイレ、手洗いのチェックを受け、問題がなかったので、詳細図、展開図の発注をしました。2週間くらいかかるそうです。図面完成後UR都市機構のチェックを受け、平行して施工業者を2社以上から見積もりを取り、横浜市コミュニティビジネス課のチェックを受け、11月末くらいから工事着工です。

 年明けに壁塗りなど、装飾部分をみんなでやります。IDワークスさんが企画します。マスコミに取材してもらい、宣伝してもらいます。

 店舗のデザインは横浜市コミュニティビジネス課の経営アドバイザーで店舗デザインをやっている方にお見せしたところ、すばらしい!と絶賛していました。

② 資金調達について

  工事着工時点でひょっとすると三分の一くらい入金の必要があるかもしれないので、早めに日本政策金融公庫に行き、融資の相談をしてきます。とりあえず改修工事費1200万円分です。400万円は横浜市と神奈川県から出ますが、お金が入って来るのは4月末です。

 設備費に関しては11月末の時点で集まった利用者さんの数で、雇用開発協会に助成金の申請をします。全額は出ないので、不足分は神奈川産業振興センターの無利子の融資を受けます。

 ぷかぷか協力債をお願いします。

③ 利用者さんの申し込みは現在1名だけです。3月10日までに利用者さんが集まらないと、4月のスタート時点での就労継続A型の指定は受けられません。毎月15日が申し込み締め切りなので、集まり次第申請します。スタートして実績を積めば自然にメンバーは集まってくるだろうと思っています。

  雇用契約を結ばない利用者さんも2,3名来ていただく予定です。

④ スタッフは高崎、横田、吉田、井上、渡辺、藤田の5名でスタートします。渡辺さんは10年ほど前から自家製酵母でパンを焼いている人で、以前一回だけパン教室に参加しました。あこ天然酵母でぜひ研修をしてください。

 地元のパートさん1,2名が入るかもしれません。

⑤ 霧ケ丘のグリーンタウンは自治会の数が13もあって、人口約1万人だそうです。おいしいパンをこつこつ作れば、それなりにお客さんは来るだろうと予想しています。隣のケーキ屋さんには一日70名前後のお客さんがあるようです(夏は半分くらいになるそうですが、クリスマスシーズンは数えるのもいやになるくらいお客が来るそうです)。反対隣の喫茶店「里の秋」には50名前後入っているようです。そこそこの集客力のあるお店が両側にあるので、それなりのお客さんは期待できそうです。

  横浜市コミュニティビジネス課の経営アドバイザーの指導を受けます。空き店舗活用事業の担当者の田村さんは中小企業診断士なので、いろいろ相談する予定です。また神奈川産業振興センターの経営セミナーも受ける予定です。

⑥ パンのメニューをそろそろ決めていきます。今のところ、食パン2種(角食、山食)、レーズン、オレンジピールなどの入った食パン、ブレッチェン(玄米の入った丸パン)、フランスパン、ベーコンエピ、オレンジピールとクリームチーズのエピ、リュスティック、黒ゴマとラムレーズンのフランスパン、オレンジブレッド、カレーパン、肉まん、あんパン、クロワッサン、デニッシュ各種、カンパーニュ、パンノア、メランジェ、その他

⑦ その他

・利用者さんが自立生活を送るためのグループホームを計画します。横浜市健康福祉課のホームページの中のhttp://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/shogai/topics/grouphome/osirase2009.html 

に要項、申請書などが載っています。

・ 法務局の登記手続きが終了し、9月30日NPO法人ぷかぷかがようやくスタートしました。県の届け出は終わりましたが、税務署の届け出はまだ終わっていません。

・ 銀行口座、郵便振替口座を作りました。銀行印、法人印も作りました。

・ 30年ほど前から長野県は小諸の山奥で障がいのある人たちとみそを作りながら暮らしを始めた(現在は就労継続B型の事業所とグループホームを運営)田中さんにお会いし、債券のこと、運営のことなどのアドバイスをもらってきました。

・ UR都市機構と10月23日付けで正式契約しました。

・ 市民チャレンジ基金のヒアリングが30日午後2時から現地で行なわれます。うまくすれば100万円ゲット!です。

 

ぷかぷかつうしん NO4(11月23日号)

① 23日、第15回パン教室がありました。18名の参加で、久しぶりににぎやかなパン教室でした。作ったパンはカレーパン、肉まん、チーズかぼちゃパン、アップルクリームロール、それにフランスパンでした。はじめての方が多かったのですが、それでもそれなりのパンができ上がり、見かけはともかく、中身はおいしいパンでした。はじめて参加した方にも褒めていただきました。

    パン教室の後、霧ケ丘商店街までパンを届けてきました。自治会長さんのお宅にも挨 

  拶かたがた届け、とても喜ばれました。お隣の甘味喫茶のお店ではおいしいお茶をご馳走 

  になりました。

 

② 今回、参加者が多かったのは昔からの仲間がいろいろ呼びかけてくれたおかげです。今から30年ほど前、大倉山に障がいのある人たちの働く「みんなのお店」が開店しました。当時、街の中に障がいのある人たちの働くお店は皆無でした。今ほど福祉の制度も整っていなくて、行政からの援助はほとんどない中でのスタートだったので、とても苦しい運営でした。たくさんの人たちが手弁当で応援に駆けつけ、そんな中で知りあった仲間が、今「ぷかぷか」を応援してくれているのです。30年前に始まった街の中に障がいのある人たちの働く場を作ろうという志は、こうやって連綿と引き継がれて行くんだなぁ、と仲間の顔見ながら思いました。

 

③ 将来自分の働く場所として「ぷかぷか」を利用したいという方が今日6名も見えました。あと2名ほど予定している方がいますので、3月には10名を超えるのではないかと思っています。就労継続支援A型の事業所指定を受けると、介護報酬が年間約1100万円ほど入り、パンの売り上げの約半分を占め、運営がとても楽になります。

 

④ 夕方、霧ケ丘の「里の秋」(隣のお店)から電話があり、そこの常連さんで障がいのある息子さんがいるのでぷかぷかで働かせてもらえないかという話でした。知的障がいと統合失調症があるということだったので、知的障がいは構いませんが、統合失調症はおつきあいの経験がないので、何かあったときの対応できないとお答えしたのですが、他害や暴れたりすることはなく、引きこもりだということでした。働く気持ちはあって、和食のレストランでお母さんと一緒に働いていたそうですが、仕事がきつくて続かなかったそうです。で、とにかく一日1時間でもいい、働ける場所があるとうれしいという話だったので、一度パン教室に来ていただいて、そこでみんなと一緒にやって行けるかどうか、本人に決めてもらいましょう、というところで電話を切りました。どこにも行くところがないという話は、やっぱりなかなか断れないですね。

 

⑤ お店の中の絵ができ上がり、今朝、メールで送ってきました。なんとも言えない優しい雰囲気の漂うお店です。ID-WORKSの職人さんが思いを込めて描いてくれました。3月にはこの職人さんたちが気合いを入れてお店を作ってくれます。オーダーメイドの家具を作っている職人さんたちが気合いを入れるとどんなお店になるのか、今からわくわくしてしまいます。壁塗りなど一緒にできるところはみんなで手伝う予定です。楽しみにしていてください。

  先日は同じようなほのぼのとした雰囲気の名刺も作っていただき、本当に感謝しています。あちこち挨拶に行くたびに渡していますが、みなさん絶賛しています。

  ID-WORKSの職人さんたちは、ぷかぷかの構想が立ち上がった頃からさまざまな形で応援してくれていて、 本当に心強い応援団です。彼らがいなければぷかぷかのお店の具体的なイメージはできなかっただろうと思います。お金を払ってどこかのデザイナーにやってもらうのとは質的に全く違ったものであり、こういう応援こそぷかぷかは大事にしたいと思います。

 

⑥ 税務署への提出書類が難しく、タイトルを見ても何を書いていいのかさっぱりわからなくて頭を抱えていたのですが、理事の本田さんがすべて引き受けてやってくれました。本当に助かりました。

⑦ 28日(土)に話し合いの場を予定していましたが、パン教室で現在の進行状況はすべてお話しましたので、話し合いはなしにします。

⑧ 1月のパン教室は1月の10日(日)を予約しました。17日は取れませんでした。

⑨ パン教室の買い出しが毎回大変です。今回は量が多くて2回にわけて地区センターに運んだほどでした。打ち合わせ、あいさつ回り、各種申請、収支計算、メンバーさんの確保、書類書き、メールの整理、ホームページ更新など、毎日寝る時間が4〜5時間しかなく、ちょっと限界かなと感じています。どなたか買い出しを引き受けてくださる方はいませんか?

 

ぷかぷかつうしん NO5(1月19日号)

①先週、生徒と格闘し、鼻の骨にひびが入り、胸もどこかにぶつけて息をするとまだ痛い。昨日は白内障の手術をし、まだ眼帯を付けていてものを見るのがとても辛い。24日のパン教室の準備がほとんどできなくて、ほかのメンバーに頼んだのだが、僕がいなくてもやっていける体制を作っておかないとまずいなとあらためて思う。それにしてもからだにあちこち傷を負ったせいか、ちょっと気弱になってしまった。少し休みなさいという神様のメッセージかも知れない。

②オーブンメーカーと支払いを4月末まで伸ばしてくれないかと交渉。頭金だけ100万円程入れてくれれば、あとは4月末まで伸ばしてもいいという返事。冷凍冷蔵庫のメーカーとは今週打ち合わせだが、電話の感じだと多分OK。そうなると3月の用意する設備費は200万円くらいでよく、700万円は4月末払いになる。そうなると予算が2000万円くらいになり、高崎がとりあえず600万円用意したので、ぷかぷか協力債であと150万円くらい集まれば、日本政策金融公庫からの融資は1000万円くらいですみそう。

③今朝の朝日新聞横浜版にぷかぷかの紹介が載った。二人ほどお手伝いしますよ、という連絡が入った。一人はケーキ作りの教室をやってる方で、もう一人は元栄養士の方。こういう技を持っている人の協力はすごくうれしい。